2番目に好きな人との結婚
「そう…だったんですか…」
「俺と…洸太君のおかげで たとえ短くても 父親になれたって、ありがとうって 書いてたよ。…全く あいつは…」
ハルさんは 和也君を 思い出したのか…目頭をぐっと押さえている…
「すまなかった。洸太君が そんな事を考えてるとは知らなかったから…」
「いえ、いいんです。結局、みんなが和也君に…救われたんですね。今の幸せは
和也君がくれたものだ…」
…和也君のおかげで 俺は心から永護を愛して、いい父親になろうと思った。
澪の事も…独占欲ではない 愛で 守ろうと思った。罪からも 救ってくれた…
…澪 以外は…
澪は…まだ和也君に 会いたいんだろう…
今も きっと…夢の中で 和也君に 会いに行っているはずだ…
ハルさんも そんな澪が心配で…和也君の命日の 今日…澪の様子を見に来たんだろう…