2番目に好きな人との結婚


「えいご〜!…えいご〜!」


急に洸太が…お腹に向かって 永護を呼んだ…

「…あ…蹴った…」

「えっ?…本当に?」

「…うん…ここ…」

「えいご〜…」


…確かに 洸太の呼びかけで 永護がお腹を 蹴った。


永護…?



洸太は…何も 言わない。

私も…何も 聞かない。


和也の子として…永護に 話しかけるのを
ただ 黙って 見ている。



私は また…洸太を 傷つけている…

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