2番目に好きな人との結婚


シルビアがないなら……ここにいる必要は ない…


今すぐ 電車に乗って帰れば…洸太の帰宅までに 着くだろう……


だけど……どんな顔で 洸太を出迎えれば
いいの?………怖い……


私はそのまま 結婚前から変わらない 自室へと向かい…ベッドに倒れ込んだ…


………眠りたい……何も考えずに……
寝て……起きたら……全てが夢だったら
………いいのに……


そんな都合のいい事ばかり 考えているからか……眠りは 訪れずに……ベッドの中で 何時間も 縮こまっていた……


気がつくと……部屋は 真っ暗になっている…親は まだ帰宅していない様だけど…



何か…食べなきゃ……赤ちゃん……


起き上がろうとしても……身体に力が入らない…

< 61 / 330 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop