2番目に好きな人との結婚


次の日…身体を 起こすのさえ だるい…


…この状態で 電車とバスを乗り継いで
帰れるんだろうか……


何度も 浅い眠りを繰り返し……時刻は昼を過ぎようとしている。



悪夢は…終わったんだ…これからは…
洸太と 向き合いたい……

今は…洸太に 会いたい……

……そろそろ 支度 しなくちゃ…


重い身体を 起こそうとした時…お母さんが入ってきた。


「澪〜、強力な助っ人 用意したわよ 」

助っ人…?

「よっ、澪! 久しぶりだな! 」


入ってきたその人を見て 一気にテンションが上がる!


「ハル兄! ハル兄だっ!」

ベッドから 飛び出し 抱きつく。

「なんだ? つわり きついなら 送ってやろうと思えば…元気じゃないか…」


送る……?

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