2番目に好きな人との結婚


家に着いたのは 定時で会社を出たなら
すぐ洸太が 帰ってくる時間だった…



「ご飯 作るから食べてって!」

「いや…澪の飯…食べる自信 ないし…」

「じゃあ 洸太は毎日 なんなのよ!……
絶対 食べさせる!明日も仕事 休みなんでしょ!クルマ 降りて!ハル兄!」



玄関先で 私のご飯を食べる・食べないで
言い争いをしている時に……洸太が 帰ってきた……



「…澪? ハルさんも一緒?…向こうの方まで…聞こえてたぞ…」

「洸太!…ただいま で おかえり。ハル兄が 送ってくれたの。で、私のご飯は
食べれないって言って 帰ろうとするの!
……失礼でしょ? 洸太からも言って!」

「なるほどね…ハルさん、寄って行って下さいよ。まだ 澪 一緒にいたそうだし…な、澪?」


無言で コクコク 頷く。


「なら…お言葉に甘えて……レトルトかカップ麺…ある?」

「……もう!」

ハル兄の 脇腹にパンチして…家に入った
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