2番目に好きな人との結婚
* 夫婦 *
「…洸太…」
私は そのまま進み…洸太の腰に腕を回して 抱きついた…たぶん 私から 洸太に 抱きついたのは…初めて…
もう…私を苦しめるものは ない…
全部…終わったんだ……
昨日の出来事を 思い出すと…まだ 足が竦むけど……
…あの和也に 心はなかった…
私の愛した 和也では…なかった…
そして…別れも告げた…
もう…心も…身体も…和也のものではない……
身体は もう洸太のもの…心は…昨日
洸太に会いたいと思った…洸太を思うと…暖かい気持ちになる…
これからは 洸太の事だけ…考えたい……
「洸太…ただいま…」
「澪…今日の澪、いつもと違う。」
私の背中に 腕を回して 洸太が言う…