2番目に好きな人との結婚


「住所 わかっても…来ないよ。自分が捨てた女の…旦那もいる家だよ?……来る必要がないよ…適当に シルビア 乗り回してるだけだって…飽きたら…持って行くんじゃない?」

『……一応…気を付けろ。何かあれば…すぐに言えよ。わかったな 』



……終話した途端…足の力が抜けて…その場に 座り込んだ……



ここの住所を知られたかもしれない……

でも…来るはずがない……もう 終わったんだ……




抱き締められた時の……和也が不意に浮かぶ……「会いたかった…ずっと…」


私をきつく抱き締める腕は…震えてた…


違う!…あれは、和也の嘘…

だから…来るはずが……ない…



「澪〜!どこ〜? 澪〜?」


洸太が呼んでる……

……大丈夫…何も起こらない……



そう 繰り返しながら…洸太の元へ向かう
………


< 89 / 330 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop