Sugarへようこそ
第1章
Sugarへようこそ
「あ!カエデ君だ~!かわい~!」
「こんにちは!ミナミさん!」
にこにこ笑顔を貼り付けて、
私はミルクティーを運んだ。
―ここは、カフェSugar。
いわゆるイケメンカフェってやつです。
最近、女の子の間で人気で、
お客さんは途切れることなく
どんどん押し寄せる。
「カエデ!休憩はいっていいぞ。」
「は~い!」
今、私を呼んだのは、
オーナーのサツキさん。
25歳。独身です!
顔の割に、モテません(笑)
↑本人もかなり気にしてます。
「あ、そうだ!カエデさ、アオしらない?」
「アオ?今日、見てないですよ?」
サツキさんは、
困ったように、
「また、サボりか~?」
って言った。