Sugarへようこそ
第1章

Sugarへようこそ


「あ!カエデ君だ~!かわい~!」
「こんにちは!ミナミさん!」

にこにこ笑顔を貼り付けて、
私はミルクティーを運んだ。


―ここは、カフェSugar。

いわゆるイケメンカフェってやつです。
最近、女の子の間で人気で、
お客さんは途切れることなく
どんどん押し寄せる。


「カエデ!休憩はいっていいぞ。」
「は~い!」

今、私を呼んだのは、
オーナーのサツキさん。

25歳。独身です!
顔の割に、モテません(笑)
↑本人もかなり気にしてます。

「あ、そうだ!カエデさ、アオしらない?」
「アオ?今日、見てないですよ?」

サツキさんは、
困ったように、

「また、サボりか~?」

って言った。

< 1 / 14 >

この作品をシェア

pagetop