雪と、きみと。



それから私は、愛花として生きてきた。



性格は違えど、私の顔は愛花と瓜二つだ。




「愛花……」


春斗はずっと愛花を探していた。



…死んだ愛花を。



そんな春斗に対して、私は愛花の存在になった。


春斗の悲しみが少しでも晴れるなら、私はそれでよかった。





でも、本当はこう言いたかったのかもしれない。




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