Goodbye My Baby
はっと気がついた。



時計を見ると、1時間と少しくらいたっていた。

ベッドに寝かされた私は、ひどくだるいな、と思っていた。



首を動かすと、優哉が目に入った。



「あ・・・」



優哉の青ざめた顔を見て、急にお腹のところに喪失感を感じた。




「ゆ・・・うや・・・ぁ」

「桜・・・」




私は突然泣きたくなった。

あまりに急で、びっくりしたくらいだ。




ごめんね、ごめんね、と謝りながら、私は泣いた。

私は・・・人殺しだ。


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