戻れなくても
この3人ならきっと
きっと和稀と仲良くしてくれる。
そう思ったんだ。
だからある日
みんなを呼んで紹介した。
『 俺の親友。澤田和稀。 』
翼と健太は歓迎してくれた。
乃衣は人見知りだから
少々緊張してたけど
仲良くしてくれそうだ。
翼たちに紹介してからは
和稀も一緒に5人で
遊ぶ機会が増えた。
中学校に入学するまでの
短い間だったけど
俺たちと昔から
遊んでるようなそんな
不思議な感覚が和稀には
あったんだ。