ユビキリゲンマ
私は彼女に話しかけた。
「あのっ…橋本さんだよね?
私の名前…知ってる?」
彼女は大きな瞳をゆっくりと私に向けた。
その眼差しにドキッとする。
私、一応女なのになぁ…。
彼女は少し首をかしげて小さくうなずいた。
「あのね、今日駅前に可愛い文具店ができたからいく予定なんだけど、橋本さんも来ない?」
と言うと彼女は小さく
「どうして?」
と尋ねた。
どうしてって言われても…。
ただ私は橋本さんと仲良くなりたいのだ。本当は文具店じゃなくて私はジム的な所へ行きたいが、橋本さんはそういうところに行かないだろうと思って文具店に誘ったのだ。
でも、仲良くなりたいなんて言うのは照れくさい気がする。
「あの…ほら、高校で使う文具買わないといけないでしょ?でも、私センスないから、橋本さんにアドバイスとかもらえたらなぁ~って思って…」
とっさに嘘をついた。
しどろもどろではあるが、我ながら上手い嘘だったと思う。
少しの沈黙が流れ彼女は小さく
「いいよ」
と言った。
作戦は成功だ。
「あのっ…橋本さんだよね?
私の名前…知ってる?」
彼女は大きな瞳をゆっくりと私に向けた。
その眼差しにドキッとする。
私、一応女なのになぁ…。
彼女は少し首をかしげて小さくうなずいた。
「あのね、今日駅前に可愛い文具店ができたからいく予定なんだけど、橋本さんも来ない?」
と言うと彼女は小さく
「どうして?」
と尋ねた。
どうしてって言われても…。
ただ私は橋本さんと仲良くなりたいのだ。本当は文具店じゃなくて私はジム的な所へ行きたいが、橋本さんはそういうところに行かないだろうと思って文具店に誘ったのだ。
でも、仲良くなりたいなんて言うのは照れくさい気がする。
「あの…ほら、高校で使う文具買わないといけないでしょ?でも、私センスないから、橋本さんにアドバイスとかもらえたらなぁ~って思って…」
とっさに嘘をついた。
しどろもどろではあるが、我ながら上手い嘘だったと思う。
少しの沈黙が流れ彼女は小さく
「いいよ」
と言った。
作戦は成功だ。