元ヤンの初恋


「あ?聞こえねーよ。」





「それはこっちのセリフだっつってんだよ、このど変態が!!」





森訳は鬼のような形相で、そう吐き捨てると、参考書をかばんにしまい走って帰ってしまった。




 
 冗談に決まってんじゃねぇか。




 だいたい浩が狙ってんだから手ぇ出すわけにはいかねーし。




にしても恐っ。


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