I uncover her secret〜彼女の秘密を俺は暴く〜

ちいside

ーそっちの方が全然かわいいしー

ー俺、今言ったことはマジだからー

「………。」

急になんなの⁉︎話しかけてくるし、1人になろうとしても絶対あいつはくるし…

どうせ他の女達みたいに私のことも遊んで楽しんでるだけだよ…

…チクッ…

…ん？なんでそのことを考えると胸が痛むの？

そんなことを思ってたら

ードンッー

「きゃっ」

思わず尻もちをついてしまった。

「いってぇーな！どこ見てんだよ！」

「ご、ごめんなさい…」

…げっ！先輩だ…。

しかも結構めんどくさそうな…

3人もかよ…

「てか、よく見たらすんげー可愛くね？」「うぉ！確かに！」

いつの間にか私は囲まれてしまった

最悪…逃げ場かない…

「2年にこんな可愛い奴いたっけ？」

「すいません…急いでるんで…」

急ぎの用なんてないけど…

…うわっ！

「近くで見るとますます可愛いじゃん！」

はぁ？こいつらなに言ってんの？

こんな地味のどこがかわいいわけ？

２つ縛りにメガ……あれ…

「…そうゆう事…か」

「ん？なんか言った？それより今から俺らと遊ばね？」

私メガネつけてないじゃん…いつから…あ！あの時か！

「すいません。今日は本当に無理なんで…」

「先輩のお誘いを断るの〜？」

「イイじゃん遊ぼーよー」

グッと私の腕を掴んできた

「は、放してください！」

もー、放せよ！

「抵抗するとこもかわいいなー！」

馬鹿かお前⁉︎てかどうしよう…

困ったな…だれか通ってよ……誰かっ‼︎‼︎

「先輩方なにしてんすか？」

え…声がした方を見ると

「上野…拓人…」

息を切らした上野拓人が立っていた。