お向かいさんに恋をして
一目惚れです!
今日から念願の一人暮らし。
両親は最初、一人娘の私を実家から出すことに猛反対した。
それを説得して説得して、どうにか許してもらえた。
沢山条件をつけられたけど、それでも憧れの一人暮らしは嬉しい。
新しい土地。
新しい学校。
新しい友達。
私だけのお部屋。
恋もしたい!
でも、今までみたいな片想いどまりの恋じゃなくて、素敵な人と出会って、恋人になって、一緒に恋をしたいな。
そんなことを考えながら、一通り片付いた部屋を見渡すと、部屋の隅に押しやっていた紙袋が目に付いた。
中身は丁寧に梱包された菓子折りが4つ。
今時いいよ、してる人いないよって言ったんだけど、
「最初が肝心なの。最低限のご挨拶くらいなさい。
大家さんと両隣と、お向かいさんだけでいいから」
と、お母さんに無理やり持たされた物だ。
「仕方ない、配ってくるかぁ」
私は重い腰を上げ、紙袋を持って部屋を出た。
両親は最初、一人娘の私を実家から出すことに猛反対した。
それを説得して説得して、どうにか許してもらえた。
沢山条件をつけられたけど、それでも憧れの一人暮らしは嬉しい。
新しい土地。
新しい学校。
新しい友達。
私だけのお部屋。
恋もしたい!
でも、今までみたいな片想いどまりの恋じゃなくて、素敵な人と出会って、恋人になって、一緒に恋をしたいな。
そんなことを考えながら、一通り片付いた部屋を見渡すと、部屋の隅に押しやっていた紙袋が目に付いた。
中身は丁寧に梱包された菓子折りが4つ。
今時いいよ、してる人いないよって言ったんだけど、
「最初が肝心なの。最低限のご挨拶くらいなさい。
大家さんと両隣と、お向かいさんだけでいいから」
と、お母さんに無理やり持たされた物だ。
「仕方ない、配ってくるかぁ」
私は重い腰を上げ、紙袋を持って部屋を出た。
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