お向かいさんに恋をして
「安達君、探してる人の特徴、教えて?
私、探すからっ!」
「あ、おう。ふっくらなクセにがっしりしてる体型の男で、俺らより年はちょい上。
服装は、白いシャツにジーンズだったっけかな?」
「なによ、ツレって女の子じゃないの?」
色気がないわねぇ、なんてきなこちゃんは笑っている。
とか言いながら、きなこちゃん、安心したんじゃないかな?
もしかしたら女の子と一緒かも、なんて不安になったりしたのかな?
私はきなこちゃんの気持ちを思うとちょっと切なくなった。
「悪かったな、色気なくって。うちの道場の門下生で、結構つるんでる男だから、何となく一緒に来ることになったんだよ」
安達君は口を尖らせている。
私、探すからっ!」
「あ、おう。ふっくらなクセにがっしりしてる体型の男で、俺らより年はちょい上。
服装は、白いシャツにジーンズだったっけかな?」
「なによ、ツレって女の子じゃないの?」
色気がないわねぇ、なんてきなこちゃんは笑っている。
とか言いながら、きなこちゃん、安心したんじゃないかな?
もしかしたら女の子と一緒かも、なんて不安になったりしたのかな?
私はきなこちゃんの気持ちを思うとちょっと切なくなった。
「悪かったな、色気なくって。うちの道場の門下生で、結構つるんでる男だから、何となく一緒に来ることになったんだよ」
安達君は口を尖らせている。