お向かいさんに恋をして
気になるハガキです!
「あれ……?」
ある日、郵便受けに一枚のハガキが入っていた。
ハガキを手に、首をかしげる。
鮮やかな緑葉のイラストが隅に控えめに描かれていて、上品な筆文字がさらさらと流れている。
綺麗なハガキだなぁ、と感心しながら文字を追う。
貴方がそちらへ向かい、早二ヶ月が経ちましたね。そちらの生活には慣れましたか?仕事が一段落したら、様子を伺いに行きますね。
ふふっと笑みが漏れる。
お母さんったら、まだ2ヶ月なのに、わざわざ会いに来るなんて心配性なんだから。
あ、でもお父さんよりはマシかな。
毎週末帰ってこい、だなんてまだ本気で言ってるし。
バックにハガキをしまい、代わりに部屋の鍵を取り出す。
階段を上がりながらふと思う。
お母さんって案外筆まめだったんだ、知らなかったな。離れてみてわかることって案外あるのかも。
両親がここまで過保護だってことも知らなかったし。
ある日、郵便受けに一枚のハガキが入っていた。
ハガキを手に、首をかしげる。
鮮やかな緑葉のイラストが隅に控えめに描かれていて、上品な筆文字がさらさらと流れている。
綺麗なハガキだなぁ、と感心しながら文字を追う。
貴方がそちらへ向かい、早二ヶ月が経ちましたね。そちらの生活には慣れましたか?仕事が一段落したら、様子を伺いに行きますね。
ふふっと笑みが漏れる。
お母さんったら、まだ2ヶ月なのに、わざわざ会いに来るなんて心配性なんだから。
あ、でもお父さんよりはマシかな。
毎週末帰ってこい、だなんてまだ本気で言ってるし。
バックにハガキをしまい、代わりに部屋の鍵を取り出す。
階段を上がりながらふと思う。
お母さんって案外筆まめだったんだ、知らなかったな。離れてみてわかることって案外あるのかも。
両親がここまで過保護だってことも知らなかったし。