お向かいさんに恋をして
きなこちゃんに相談です!
「おはよっさくらちゃん!
ってあれ? なんか暗いねぇ。
どうしたの?」
「あ、きなこちゃん……。おはよ……」
翌朝、ふらふらと校門をくぐったところで肩をぽんっと叩かれた。
昨夜は結局ぐるぐる考えてしまって、あんまり眠れなかった。
すっきりしないし、何より気持ちが沈みまくり。
そんな私に声をかけてくれたのは
五木なつ子、いつきなつこで、あだ名が何とな~く「きなこ」になったらしい女の子。
「わたし、きなこ好きだし、なんかきなこの申し子みたいじゃない?! このあだ名ウケる~!」と、本人が気に入っているようなので、私もそう呼ぶことにしている。
「で、どうしたの? わたしでよかったら話し聞くよ?」
きなこちゃんは、あだ名にちなんで染めたというきなこ色のボブヘアーを揺らしながら、私の顔を覗きこんだ。
ってあれ? なんか暗いねぇ。
どうしたの?」
「あ、きなこちゃん……。おはよ……」
翌朝、ふらふらと校門をくぐったところで肩をぽんっと叩かれた。
昨夜は結局ぐるぐる考えてしまって、あんまり眠れなかった。
すっきりしないし、何より気持ちが沈みまくり。
そんな私に声をかけてくれたのは
五木なつ子、いつきなつこで、あだ名が何とな~く「きなこ」になったらしい女の子。
「わたし、きなこ好きだし、なんかきなこの申し子みたいじゃない?! このあだ名ウケる~!」と、本人が気に入っているようなので、私もそう呼ぶことにしている。
「で、どうしたの? わたしでよかったら話し聞くよ?」
きなこちゃんは、あだ名にちなんで染めたというきなこ色のボブヘアーを揺らしながら、私の顔を覗きこんだ。