運命のように君を愛してる~先生との赤い糸~
翌日。
朝の光が入って目を覚ますと、横で寝ている枢の顔がドアップで映る。
「…満足そうな顔しちゃって」
そう言って、枢の鼻を指で軽く押す。
昨夜は約1か月セックスをしてなかったせいが、いつもながら深く愛されて腰が凄く重い。
「…みんなに気づかずに歩けるかな~…って、今何時!?」
私は慌てて時計を見ると、6:00
「ちょっと!起きて、枢!」
枢の体を揺す。
「…なんだよ、優姫」
寝ぼけながら、私の身体を触り出す。
「んっ…私、元の部屋に戻らないと…っ!」
「今、何時?」
「6時」
「ヤバっ!俺も戻らないと!…シャワー浴びてくる」
「あっ、私も!」
そう言って、大急ぎで私たちはシャワーを浴びた。
「じゃあ、また後ね」
「ん」
私が部屋を出るとほぼ同時に、隣の部屋からよく知っている2人が現れた。
「もう~早くしなさい!陸。時間がないわよ!」
「瑠佳がなかなか起きねぇからだろ?」
「あんなに激しくされたら、誰でも起きられない!」
瑠佳姉ちゃんはそう言って、顔を赤くした。
その後、すぐお互いに気づき声をかけた。
「少しは手加減してやれよ。陸」
「フン。人のこと言えるのかよ。枢兄」
「もう、そんな事を言ってる場合!?」
「この2人は、ほっといて行きましょ。優姫ちゃん」
「「おい、待ってよ」」
先を行く私たちの後を枢と陸は追って来た。
そして、修学旅行から帰って来てすぐに姻届けを提出して…私は”切田優姫”になった。