運命のように君を愛してる~先生との赤い糸~
街のレストラン。
「先生、私…ここに制服で入っていいのかな?それに…もし、こんな所を誰かに見られたら…」
「そんな事は気にするな。この辺は高級店ばっかりだから雨宮の知り合いに逢うことはない」
…どこから、そんな自信が来るのかな?
「雨宮、行くぞ」
「あっ、うん」
車を降りて、先生とレストランに入った。
―――チリンチリン。
「いらっしゃいませ、切田様」
店に入ると、ウエイターの男性が出て来た。
「今日は2人」
「かしこまりました。…では、こちらへどうぞ」
席に案内されてテーブルに着く。
「ご注文はなにになさいますか?」
「雨宮、遠慮せずに好きなのを頼め」
「うん」
メニューを開くと、1番安いものから1500円~1万円以上のものも書いてあった。
(注:値段はあくまでも想像です。:作者の声)
…嘘!?
高級レストランって、こんなに高いの!!?
どうしよう…
「決まったか?」
「…よく、わかんないからお任せします…」
「そうか。じゃあ…」
先生はウエイターの男性にメニューを注文する。
「…以上でよろしいですか?」
「ああ、頼む」
「かしこまりました。…では、少々お待ちください」
と、言ってウエイターの男性は厨房のほうに向かった。