運命のように君を愛してる~先生との赤い糸~


街のレストラン。


「先生、私…ここに制服で入っていいのかな?それに…もし、こんな所を誰かに見られたら…」

「そんな事は気にするな。この辺は高級店ばっかりだから雨宮の知り合いに逢うことはない」

…どこから、そんな自信が来るのかな?

「雨宮、行くぞ」

「あっ、うん」

車を降りて、先生とレストランに入った。


―――チリンチリン。


「いらっしゃいませ、切田様」

店に入ると、ウエイターの男性が出て来た。

「今日は2人」

「かしこまりました。…では、こちらへどうぞ」

席に案内されてテーブルに着く。

「ご注文はなにになさいますか?」

「雨宮、遠慮せずに好きなのを頼め」

「うん」

メニューを開くと、1番安いものから1500円~1万円以上のものも書いてあった。

(注:値段はあくまでも想像です。:作者の声)


…嘘!?


高級レストランって、こんなに高いの!!?


どうしよう…


「決まったか?」

「…よく、わかんないからお任せします…」

「そうか。じゃあ…」

先生はウエイターの男性にメニューを注文する。

「…以上でよろしいですか?」

「ああ、頼む」

「かしこまりました。…では、少々お待ちください」

と、言ってウエイターの男性は厨房のほうに向かった。


< 11 / 122 >

この作品をシェア

pagetop