運命のように君を愛してる~先生との赤い糸~


昼休み。


「ねぇ、今日は天気もいいし…校庭でお昼を食べよう。優姫、陸」

「うん、いいよ」

「ん、いいぜ」

樹里に誘われて、私たちは校庭のベンチに向かった。

校庭に着いて、それぞれの弁当箱を広げる。

「うわぁ~~、今日のも優姫の弁当は美味しいそう♪」

「そう?夕食のおかずを多めに作って、それを弁当箱に詰めてるだけなんだけど…」

…ちなに、枢の弁当も私が作るためおかずは全部一緒なんだよね。

「へ~~そうなんだ。それに比べて陸は…」

と、樹里はじ~~っと陸を見る。

陸はコンビニのパンとおにぎりと牛乳をビニール袋から取り出した。

「…んだよ」

「あんたね、…いつも昼は炭水化物たけなのよ!野菜も食え」

「家では食ってるよ!お前…うぜぇ…」

「ハハハァ~~~」

私は2人のやり取りに笑った。


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