運命のように君を愛してる~先生との赤い糸~


【枢】


社長室に入ると、親友でもあり今は秘書の戸田渉(とだあゆむ)と悠が待っていた。

ちなみに、悠はミディアム系でパーマをかけているアッシュ・ブラック系の髪型。

渉はショート系でパーマをかけているアッシュ・ブラック系の髪型。

「おう、兄貴」

「よう、枢」

「悪りぃ、遅くなった」

「いいって、学校だったんだろ?…って…」

「あ、兄貴が…『生徒』を連れてる!?」

「初めまして、雨宮優姫です」

驚いている2人に雨宮は挨拶をした。

「雨宮って…まさか、『雨宮グループ財閥』の…」

…やっぱり、気づいたか。

「…はい。娘です」

「…優姫ちゃん?」

悠が呟いた。

「え…?」

「悠、そろそろ会議が始まるぞ」

「あっ、ん」


「渉、雨宮を頼むな」

「了解♪」

「先生、いってらっしゃい♪」

雨宮は笑顔で俺を見送ってくれた。


『あの時』と変わらない笑顔で…


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