運命のように君を愛してる~先生との赤い糸~
【枢】
その夜、寝室。
「…んんっ、枢…」
「なに?」
そう言いながらも、優姫の服を脱がしてゆく。
「明日があるから…あっ…」
「ん、わかってるよ。手加減してやるよ」
「嘘、平日だって…手加減してくれた事ないじゃない」
「それは…優姫が悪い」
…俺を煽るが上手いから。
こんなに俺が「女を抱きたい」と思うのは『初恋』の優姫だけだ。
「…どうしたの?枢。…あっ、んんっ…ふっ…あっ…はぁ…っ…」
俺は優姫の中に入る。
「…いつもより激しいよ。嘘つき」
「今日はプロポーズした夜だからな。…愛してる」
「私も愛してる」
…この『恋』が俺の最後の恋。
俺たちは、ギュッと手を重ね合わせて深いキスをした。