運命のように君を愛してる~先生との赤い糸~
【優姫】
寝室。
小さな光が灯る。
部屋に聞こえるのは、お互いの甘い吐息と熱い体温だけ。
「んんっ…ふぁ…」
「優姫」
枢はキスの合間に囁く。
名前を呼ばれるたびに身体が熱に帯って痺れる。
「ふっ…枢っ…」
「…わかってるよ。最近忙しかったから、俺も限界…」
そう言うと、枢が私の中に入って来た。
「あっ…んんっ…ふぁ…」
もう、なにも考えられない。
…今学校の『勉強合宿』だって事。
陸のこと…
「枢…」
「…なにも言わなっていい。仁田にキスされた事なんて何度でも忘れさせてやるから、今はなにも考えるな。ただ俺だけを感じろ」
舌同士が激しく絡み合って、どっちの吐息かわからない。
「んんっ…ふぁ…」
「…優姫、愛してる」
「…私も愛してる」
それは、どんな事があっても変わらない。