運命のように君を愛してる~先生との赤い糸~
【瑠佳】
陸の部屋。
「んんっ…ふぁ…りく…、まって…」
部屋に入るなり、息もつく暇もないくらいにお互いの舌が激しく絡め合う。
「…待てない」
―――ドクン。
そう耳元で囁かれるだけで、胸がドキドキする。
「瑠佳…」
陸は私の服を脱がした後、優しく身体にキスをしてゆく。
「んんっ…ふぁ…はぁ…」
…こんな感覚、久しぶり…
『気持ち』があるのとないのとは、全然違う。
陸が身体に触れるたび、私は甘い声を漏らす。
「陸…」
そう言って、陸の頬を触る。
「…ん、わかってるよ。瑠佳」
陸は避妊具をつけると、私と手を重ねて…ゆっくりと中に入って来た。
「…あっ、ふぁ…はぁ…痛っ…」
「瑠佳!?ごめん!俺…」
私は慌てて首を横に振る。
「違う!そうじゃないの…」
「え…?」
「…学校に赴任してから枢を取り戻そうとしてたし、その後…陸に惹かれたから、セックスするの久しぶりで…」
私はそう言いながら、顔を赤くする。
「だから…気にしないで。私は今陸を感じたい」
今度は陸の顔が赤くなる。
「なんつ―事を言ってだよ、もう知らねえ…」
私がそうと言うと、陸はなにが切れて…さっきよりもより舌を貪るように絡め捕って苦しいほどの深いキスをした。
「んんっ…ふぁ…あっ…」
…陸。
私ね、今…あなたとこうしてる事が凄く嬉しいの。
最近まで、最低だった私を受け入れてくれて…
愛してくれて、ありがとう。
「…大好きよ、陸」
「…ん、瑠佳」
私は涙を溢れさせながら、ただ陸を感じていた。