僕のとなりで。
『おめでとぉー!!』

みんなが声を揃えて祝福してくれた。

『てか、言うの遅いからっ!』

ユウが僕にからんできた。

『まあ、だいたい分かってたけど、なかなか言わないし。』

カズヤが笑う。

『よかったねぇ!』

アサミがサヤカに言う。

『式は?あげないの?』

チトセが聞く。

『合同ってのも面白いかも(笑)?』

ヒトミが笑う。

『式は挙げないと思う。てか、入籍するのもしばらく先だと…。まだサヤカの親にも会ってないしさ。それから、色んなこと考えようかと思ってるんだ。』

僕の話を聞いて、ニヤつく仲間。

『リョウスケが大人になったよ(笑)。』

『うんうん(笑)。』

その顔を見て、照れずにはいられなかった。

『マジうるせぇから。俺だって、たまには考えるよ。自分以外の誰かを大事にしなきゃいけないんだし。』

笑いしかおきなかったけど、仲間が喜んでくれることが、嬉しくてたまらなかった。

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