僕のとなりで。
店に入り、サヤカのオススメのつけ麺を注文した。
『リョウスケくんて、結構クール?』
いつもの突然の質問。
『いや…別に。』
普通に答えたつもりだった。
なのにナゼか爆笑するサヤカ。
『なに?』
僕が聞くと、更に笑う。
『ごめんね、なんか答え方が、もろクールだったから(笑)』
サヤカの笑いのツボが分からない。
『てか、最初会った時から思ったけど、リョウスケくんって会話が下手だよね。』
ちょっとムッとした。
『あ、怒ったでしょ?言い方悪かったね。下手っていうより、自分の思うことを口に出すのが苦手?』
言い方を変えただけのように思える。
でも、確かに、昔から家庭で話がなかったせいか、僕は、人と話すのが苦手で、自分の考えとか思いを相手に伝える方法が、この歳になっても、よく分からない。
『自分の思いを相手に伝えないと、相手が伝えてる思いも、リョウスケくんに伝わりにくい気がするんだ。表面で会話するんじゃなくて、もっと深い所で会話しなきゃだよ。』
言いたいことは分かる。
僕が伝える言葉を知らないから、相手が伝える言葉を使っても、気付いてあげられないってこと。
『そんなこと言っても、俺は、話し方を知らないし。』
『リョウスケくんて、結構クール?』
いつもの突然の質問。
『いや…別に。』
普通に答えたつもりだった。
なのにナゼか爆笑するサヤカ。
『なに?』
僕が聞くと、更に笑う。
『ごめんね、なんか答え方が、もろクールだったから(笑)』
サヤカの笑いのツボが分からない。
『てか、最初会った時から思ったけど、リョウスケくんって会話が下手だよね。』
ちょっとムッとした。
『あ、怒ったでしょ?言い方悪かったね。下手っていうより、自分の思うことを口に出すのが苦手?』
言い方を変えただけのように思える。
でも、確かに、昔から家庭で話がなかったせいか、僕は、人と話すのが苦手で、自分の考えとか思いを相手に伝える方法が、この歳になっても、よく分からない。
『自分の思いを相手に伝えないと、相手が伝えてる思いも、リョウスケくんに伝わりにくい気がするんだ。表面で会話するんじゃなくて、もっと深い所で会話しなきゃだよ。』
言いたいことは分かる。
僕が伝える言葉を知らないから、相手が伝える言葉を使っても、気付いてあげられないってこと。
『そんなこと言っても、俺は、話し方を知らないし。』