僕のとなりで。
サヤカが落ち着くように、場所を変えることにした、僕たちは、車に乗り込んだ。

『辛かったら話さなくてもいいよ?俺は、目の前のサヤカを信じてしればいいんだし。大丈夫だよ。』

黙ったままのサヤカ。

沈黙のまま、とりあえず、僕の家に帰った。

『何か飲む?』

僕の問い掛けに首を振るサヤカ。

『大丈夫。ごめんね。』

こんなに弱気なサヤカは、初めてで、僕は、ただ待つことしか出来なかった。



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