【更新停止します】ツンデレ男子捕獲作戦☆
--side itsuki--
優里がどこにいるのかは、何となくわかった。
俺でもわかる場所――――――俺とよく行っていた場所に優里はいる。
だけど電話口から踏切の音がよく聞こえていたので優里の家じゃない。つまり外だ。
「……」
息を切らせて俺がたどり着いた場所は、踏切に近い公園だった。
「………ゆり、」
「……樹?」
……久し振りに見る優里の顔は、泣きはらした顔でこっちをみていた。
訳じゃなかった。
「樹っ!!」
「…は?」
久しぶりに見る優里の顔は、泣きはらした顔なんかじゃなくにっこりと満面の笑みで、俺を見ていた。