【更新停止します】ツンデレ男子捕獲作戦☆
「どうしよう……誤解を解きに行かないと…唯とキスとか……ありえないのに」
「けどアイツが関わってくる」
「アイツ?」
「―――――――優里だよ」
「………」
優里…さん。
もう何度も何度も聞いてきた。
……できれば関わりたくないし聞きたくない。だって樹くんの元カノだから。
「……お前、優里のことはできる限り避けたいだろ」
「……うん」
「だったら俺が、「いい」
「けどお前、」
「いい。あたしが自分で誤解、解きに行く」
だけど。
やっぱり自分でやらなくちゃ。
唯にそう言うと唯は複雑そうな顔をしたけど、あたしの頭をぽんぽん、と叩いて「ま、」と小さくそう言い。
「お前のそーいうとこ嫌いじゃねえけどな。…頑張れよ」
に、と笑ってくれた。
……あたしは本当、いい友達に恵まれてると思う。
唯の笑顔につられて笑い、「うん」と短く返して。
あたしはすぐにその場を立ち去った。
うじうじしてる間に気持ちがからまって離れて、最後には壊れるなんていう小説や漫画は幾度となく見た。
思い立ったらすぐ行動だ。
うじうじなんてしてる暇はない。