【更新停止します】ツンデレ男子捕獲作戦☆
先生は行ってしまったし、この資料は図書室まで持っていかなければならないようだ。目の前に資料室あるだろなんで図書室なんだ。くそ。
誰かに頼もうにも生徒は元々周りにいなかったし。何なんだ。
「……はぁぁぁぁぁ……腹立つけど…やんなきゃ終わらないし…くそ…行くか…」
ああ、もう。やたらとため息と「……」が多いよあたし。
頑張れよ自分。
どっこいしょ、と資料を図書室まで持っていこうと歩き出す。ちょっと待て重い。
ずっしりっていうか……ずどぉおんって感じだが大丈夫かなこれ。
「……ちょ、前見えないし、」
うず高く積み上げられているせいで前が見えない。良かった、誰もいなくて。
このまま図書室まで――――と、階段を一段下ったとき。
「…っうあ、ちょ、うわぁぁあ!!!」
階段を踏み外したのだろうか。前がよく見えないから分からないけど、とりあえずこれだけは分かる。
あたしこのまま落ちる。