【更新停止します】ツンデレ男子捕獲作戦☆
「…ま、麻衣?」
「…」
「おーい」
「……あるツテからちょっと聞いたのよ。…ってまぁいいか言っても。唯から聞いたの」
「………」
唯の野郎。
「ま、あたしが言いたかったのは良かったねってことだけだから」
「んー。ありがとう麻衣愛してる」
「きっも」
「げっへへ」
そう笑うと麻衣はあたしから目を逸らした。…あ、ちょっと待ってやめて携帯取り出して3桁入力はやめてくださいお願いします。
あたしがもう一度お礼を言おうとすると麻衣は既にいなくなっていた。切り替えが早い。
あたしも麻衣に見習い授業の準備をしようとした……時だった。
「あ。雫ー」
自分の席に戻っていたはずの麻衣がまたあたしの隣にいた。思わずぎょっとしてしまう。
「びびびび、びっくりした…!麻衣ちゃん何なの、忍者か何かなの!?」
「今週の日曜一緒に買い物でも行かない?」
「………え、」
「何よ」
「あ、いや別に何も」
麻衣から買い物に誘ってくれる、というのはひさしぶりのことだったので驚いた。
そういえば最近いろいろあって麻衣とどこにも行っていない。
今週の日曜は確か空いていたはずなので、あたしは「うん、分かった楽しみだね麻衣さん楽しみすぎて寝れないね麻衣さん」と返事をした。
物凄い勢いで無視されたのは考えないことにする。