【更新停止します】ツンデレ男子捕獲作戦☆



「ねぇねぇまずどこから行く?どこから行く?やはりここは、「喉乾いた、カフェ行く」


「わお、行きたいじゃなくて行くなんだね!さすが女帝!ヒューッ、ひゅーぅッ「炙るぞ」さーせん」



「ほら、行くわよ雫。おいしいとこ知ってるんだから」


「パンケーキ食べたいです」


「当然あるわよ」


「キタコレ」



パンケーキっておいしいよね。あの上にたいていのってる生クリームまでおいしいよね。トッピングされてるフルーツもなんか普通のと違うよね。


パンケーキがあると聞いて上機嫌になったあたしは、麻衣とわいわい話しながら(ほとんどあたしが話してるだけなんだけど)そのお店まで速足で向かった。


案外その店はすぐにあって、徒歩5分くらいで見つかるお店だった。
外見は…なんていうの、メルヘン。
ちなみにあたしの第一印象は「妖精が住んでそうだな」というくらいメルヘンである。
なんともパンケーキが似合いそうなお店だ。可愛いな。


からんからん、と音を立てて中に入ると、これまた小さくて可愛い女の子が席まで案内してくれた。和んだ。


椅子に座った瞬間にあたしは「はちみつパンケーキ一つ、あと…飲み物はリンゴジュースで」と即座にメニューを見て注文し、麻衣はそんなあたしを冷たい目で見ながら「アイスティーとフルーツパンケーキひとつ」と注文。

来慣れてるからすぐ注文できるのかな。



「…………さ、」


「?」


メニューを立てかけ、麻衣はあたしを見てにっこりと笑った。



「聞かせてもらうとするか」


「何を?」


「決まってるでしょう」


「すべらない話?」


「馬鹿じゃないの」


「そうっすよね」


「恋バナよ。こ・い・ば・な」




「………え」



< 188 / 205 >

この作品をシェア

pagetop