【更新停止します】ツンデレ男子捕獲作戦☆
「ねぇねぇまずどこから行く?どこから行く?やはりここは、「喉乾いた、カフェ行く」
「わお、行きたいじゃなくて行くなんだね!さすが女帝!ヒューッ、ひゅーぅッ「炙るぞ」さーせん」
「ほら、行くわよ雫。おいしいとこ知ってるんだから」
「パンケーキ食べたいです」
「当然あるわよ」
「キタコレ」
パンケーキっておいしいよね。あの上にたいていのってる生クリームまでおいしいよね。トッピングされてるフルーツもなんか普通のと違うよね。
パンケーキがあると聞いて上機嫌になったあたしは、麻衣とわいわい話しながら(ほとんどあたしが話してるだけなんだけど)そのお店まで速足で向かった。
案外その店はすぐにあって、徒歩5分くらいで見つかるお店だった。
外見は…なんていうの、メルヘン。
ちなみにあたしの第一印象は「妖精が住んでそうだな」というくらいメルヘンである。
なんともパンケーキが似合いそうなお店だ。可愛いな。
からんからん、と音を立てて中に入ると、これまた小さくて可愛い女の子が席まで案内してくれた。和んだ。
椅子に座った瞬間にあたしは「はちみつパンケーキ一つ、あと…飲み物はリンゴジュースで」と即座にメニューを見て注文し、麻衣はそんなあたしを冷たい目で見ながら「アイスティーとフルーツパンケーキひとつ」と注文。
来慣れてるからすぐ注文できるのかな。
「…………さ、」
「?」
メニューを立てかけ、麻衣はあたしを見てにっこりと笑った。
「聞かせてもらうとするか」
「何を?」
「決まってるでしょう」
「すべらない話?」
「馬鹿じゃないの」
「そうっすよね」
「恋バナよ。こ・い・ば・な」
「………え」