【更新停止します】ツンデレ男子捕獲作戦☆
「恋バナって……どういうことさ」
「どういうことってそのまんまの意味よ。九条君とはどうなってんの」
どうといわれましても、ねぇ。
「別に普通だよ」
「電話したんでしょう?九条君と」
どうしてそれを、と言おうと思ったが、どうせあいつだな、あのバカ唯。
「内容までは九条君の声が小さくて聞こえなかったってあいつ言ってたけど」
「内容って言っても……特に報告するようなことなんてな、…あ」
「何よ、なんかあったの?」
「樹くんにまた明日って言われた」
他の人にとっては小さな事だったかもしれないけど、あたしにとっては大事件だった。樹くんかっこよすぎて吐血するよもう。萌えすぎてそろそろ全身の毛が抜けるよもう。
「……それ、結構進展したんじゃないの」
「そうなの?」
「え、だって九条君あんたにそんなこと言ったことなかったでしょう。むしろ永遠に顔を見せるなーくらいだったんじゃないの?」
「……そうかも…だけど今もそんな感じのこと言われるし」
「そうなの?……」
麻衣は頬杖をついて、少し考えるようなそぶりを見せた。
「?」
「ねぇ、「お待たせしましたー」…」
バッドタイミングなのかナイスタイミングなのかわからない時にさっきの女の子がパンケーキやらなんやらを持ってきてくれた。あ、麻衣そんな顔で見ちゃだめだよ怖いよ。