【更新停止します】ツンデレ男子捕獲作戦☆
女の子が離れるまで目で追った後、麻衣はふぅ、とため息を吐いた。
「……さて、「あっ」…何」
「…あ、いや続けて?」
パンケーキが来た瞬間に思い出したことがあった。
が、麻衣が怖いねーうん。
話を二度中断されたことにさぞご立腹らしい。恋バナ意外と好きだもんな、麻衣。ていうか美人に睨まれるってすごく怖いんだね。
「……気になるんだけど。あたしの話はひとまず置いといて、雫の話聞きたい」
「えー……麻衣が思ってるような恋バナじゃないかもよ?」
「九条君のことでしょどうせ。だったらいいわよ、ほとんど恋バナじゃない」
「………じゃあ言うけど」
でもこれ、すごく謎だったんだよね。
さすがの麻衣でも分かるかどうかわかんないけども。
「あのね、月が綺麗だねーって話した後に、急に『いみ』さんって人の話に切り替わったんだけど麻衣いみさんって誰か知って「…は?」
「え、なにどうしたの?」
急に麻衣が顔を歪めだした。怒ってるわけじゃなく、この顔は困惑してるみたいな顔だ。それに声も驚いてるみたいな……まるでこの間の電話のときの樹くんの声みたいな……
「ねぇちょっと」
「はい?」
「どうしてその話までに至ったのか説明して」
「え、なん「いいから」
がしりとあたしの肩を掴んで凄い形相で睨む麻衣。
……え、なにこれ。
あたしもしかして地雷踏んだ?