【更新停止します】ツンデレ男子捕獲作戦☆
「………」
校門。
鞄を両手で持ち、壁に背を預けながらあたしはやっぱり、
「………樹くんがおかしい」
真剣に考えちゃったりしていた。
いや、だっていつも「カス」とか「ぶす」とか「死ね」とか「お願いだから消えて」とか…あっれ、虚しくなってきた。
とにかく、あたしから言うことはあっても樹くんから「待ってて」なんてそんな。
嬉しすぎるだろうわああああああ!!!
だってあたしが「一緒に帰ろ❤」って言っても無視するのに!
どうしたんだろう樹くん。
………と、ぬぼーっと考え込んでいれば。
「……鍵終わった」
「……え?あっ、樹くん!」
問題の彼が現れた。