【更新停止します】ツンデレ男子捕獲作戦☆
「樹くん好きです」
「分かった分かった」
「もうほんっっっと好きです」
「ハイハイ、荷物持ってはやく」
しっしっとあたしを追い払おうとしているのも照れ隠しなんだね、多分!
こんなことされたら誰でも好きになっちゃいますよ。ずるすぎますよ樹くん。
「♪」
「なんかうざ」
「どいひー」
理不尽だけど、毒舌だけど。
やっぱり樹くん大好き!!!
樹くんのツンデレ加減にきゅんきゅんしながら、その日はご機嫌で帰った。
樹くんは家まで送ってくれて、あの靴音も聞こえなかった。
家でもご飯を食べ終わって、上機嫌のままあたしは階段を上がろうとした。
が。
「雫ぅ、何かアンタ宛てに荷物届いてたから部屋に置いといたー」
と、お母さんの声が聞こえてあたしは「…………?」とハテナマークを浮かべ、首を傾げながら階段をゆっくり上がった。
……何か頼んでたっけ?