【更新停止します】ツンデレ男子捕獲作戦☆






「…………?」






部屋に入り、あたしの机の上に茶色い封筒みたいなものがあるのが目に入った。





手紙とか書類とか、そういう類いのものを入れられる大きさ。





持ってみると重いという感覚はない。






何だろう。







かさ、封筒を開けると便箋が一枚、入っていて。







なんだか悪い予感を一心に感じながらも、ゆっくり目を通していくと。










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《 成宮雫様 》




こんにちは。初めて手紙を書きます。

僕のことは知っていますよね。

いつも、あなたを陰で見守っています。


ところで。


最近いつも一緒にいるあの男は誰ですか?

雫は僕のモノでしょう?僕を試しているのですか?

僕の心は雫のモノです。



もしも僕を試しているなら、今すぐあの男との関係を断ってください。さもなければあの男に何をするか分かりませんよ。

これは脅迫じゃありません。僕は独占欲が少し強いので、雫に今すぐ女子高に通って欲しいくらい、ハラハラしています。




雫。




愛しています。







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