チキン系彼女の苦難!?

「まだ、好きでいてみようかな…。」

「お、やっと腹をくくったか。」

「その言い方、やめんさいっ!」

あれから一週間経ったある日の午後。
私は、ゆうに報告していた。

「とりあえず、色々考えたんだけどね?たぶん、私の中で当分は友達の内の1人として整理つかないと思う。」

「うん。」

「だから、吹っ切れるまで好きでいたい。」

「そっか。……よし、じゃあ協力でもすっか!」

バン、と机を強く叩いて立ち上がった親友はとてもかっこよかった。

< 5 / 7 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop