ホストの憂鬱
あの時は、本当に死ぬかと思ったぐらいだ。

のりこと言う女と知り合ったのはコンパだった。一見大人しそうに見えた彼女だったが付き合ってみると悪女だった。

二股を平気でかけては、男同士争わせていた。

タイミングが悪かった。今ではそう思いたい。

のりこは俺よりまえに暴走族の一人と付き合っていた。

たちまち、俺の存在が相手にしられ、学校の回りを集団で囲まれる事態までになってしまった。

結果、俺は捕まり、一緒にいた知も被害をこうむったわけだ。

今では楽しい思い出でもあるし、暴走族の彼とは友達にまでなっている。

あれいらいからか、俺の女にたいする警戒心が強まることになった。
< 10 / 134 >

この作品をシェア

pagetop