ホストの憂鬱
あっという間に閉店をむかえた。まだ六時前だった。

いつもよりは忙しい日だったけど…誕生日のイベントとしてはものたりない。

これが今の俺の実力だと思いしる…

ロビンさんの後だから余計にそうかんじた。

俺はるみを連れてトラッシュに向かった。少しだけ、やけ酒がのみたかったから…

トラッシュは同業者で満席だった。その中には知り合いもいる。

俺が愛と付き合っていることは、同業者には知れ渡っていたけど、それは暗黙の了解で、誰も突っ込むことはない。

ただ、みんなが思うことは一つだけ。

彼女は色恋の相手だと。
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