ホストの憂鬱
最終章
あれからみくさんが来たのは一ヶ月後の事だった。

みくさんは辛い決断したのだろうけど、一粒の光りも見つけた。

みくさんは色恋からガクさんの本命に変わったのだ。

通った末に掴んだ幸せだった。

犠牲は大きかったけど、これからはみくさんの選んだ幸せがある。

そして今日はある二人の結婚式だ。

そう、ロビンさんと麗子ママの。

俺と愛は二人で参列する。

愛は言った「御利益は私たちのほうが強いのに」と、少し冗談まじりに。

俺は「俺達はまだ若いからね」と笑顔を答えた。

純白のドレスをきた麗子ママはとても綺麗だった。

ロビンさんは俺に一言だけ声をかけた。

「いい顔になったな」

それはホストとしてなのだろう。
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