ホストの憂鬱
針生さんはもう一人の彼に声をかけた。

「なお、キョンに知だ。ちゃんと教えてやれよ」

なおと呼ばれた彼はこちらをむいて。

「はい」と、だけこたえた。

そして針生さんは頼んだでというと店を出て行った。

針生さんが店をでた後すぐに、なおと呼ばれた人が話しかけてきた。

「俺、なお、よろしく」

「よろしくお願いします」

「歳は二十二、だから」

同じ歳だ。それしか思わなかった。多分針生さんやオーナーに比べてオーラがあまり感じることができなかったからだと思う。

それにお洒落なホストというよりヤンキーと言っても過言じゃないみてくれだったから。
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