付き合う→結婚
「よく分からないが……。
行くか…」

「良い! 一人で帰れるから!!
送るなら、桃子を送りなさいよ!!!」

「桃子は土屋が送る。
なっ?」

圭太が土屋くんを見る。

「はい!!!」

土屋くんが大きな声で返事する。

「だとしても、桃子と一緒に帰りなさいよ!! 桃子を諦め…」

「行くぞ……」

圭太が静の右手首を掴んで、歩き出す。

「行かない!!
ねぇ、私の声聞こえてる?」

「桃子、土屋、じゃあな……」

「じゃあね。静をよろしく!!」

「お気をつけて」

土屋くんが圭太と静に頭を下げる。

「桃子! “よろしく!!”じゃないから!! 私は一人で帰れるってば!!!」

そう言いながらも圭太についていっている静。

内心は嬉しいはず…。

「土屋くん。私達も……」
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