ツンデレ男子
そのあと少しぐだぐだくつろいで
夕方おいとました。
「じゃーなー、またあしたー♪」
ほんとこいつ自由だ。
「………」
なんとなく、ふたりきりになると会話が見つからない。
さっきまでは煩い悠太が居たからよかったけど
「…家、どこ」
「あっち。
え、あ、1人で帰れる」
送ってくれるのだろうかと察してそういった
「いい。
お前も一応女の子なんだから」
〜〜〜っ
普段女の子扱いなんてされないから不意打ちに赤面してしまう。
や、、でも一応ってなに、
なんて冷静になっても火照りは消えない
「…なんで、赤くなってんだ?」
にゅっと顔を近づける相模
地味に整った顔近づけんなばか!
「なんもない!!」
ふいっと顔を背ける
「…照れてんの。
お前も意外と……」
「違うしっ!
ってかなによ!」
途中でやめないでよ、気になる
「そーやってギャーギャー騒いでなかったら女っぽいとこあるんだな」
嫌味を込めながらも無表情野郎のくせに柔らかくそう言うから。
「ばっかじゃないの」
気が狂う。