ツンデレ男子




「あら、今年初めてじゃない?
佐月さんが来るの」

去年からよーくお世話になってる保健室にくると先生に早速言われた。
1限だからか他の生徒はいない


「なんか教室いたくない」

そういってソファに寝転がると毛布を持ってきてくれた


「なあに?なにかあったの?」

「…や、なんもない」


それだけ言って頭から毛布を被った






















「佐月さん、2限はじまるわよ」

爆睡してたらしく先生に揺り起こされる


「んー…
次授業なにー?」

「えーっと…日本史よ」

あー行かなきゃさっきは古文だし
ノート写すの大変だし


うだうだしてるとチャイムが鳴った


「ほら、早く行きなさい」
毛布を剥ぎ取られて保健室を出た














授業中の教室に後ろから入る。
まあどうせ前行って先生に許可証ださなきゃなんだけどさ。


席につくとなにやら視線を感じてふ、と隣を見ると相模と視線がぶつかる


でもふいっとすぐに前を向いてしまった


…なによ、












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