黒龍Ⅲ





「闇天狗は、

あたしたちが
倒したはずじゃ…」


動揺のあまり、
うまく言葉が出てこない。



「…闇天狗が
黒龍に勝てるとも
思えないし…」


「いや…、
闇天狗ってことは

手ぶらで行くことは
ないと思うよ…」



凪と伊織の言葉に
思わずハッとする。




「…崎沢…」



小さく呟くと
急いで携帯を開く。








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