黒龍Ⅲ





「…っ!

助けに行きます」


そう言って
電話を切ろうとした瞬間、



「今回だけは特別ですよ」



崎沢はニヤニヤしながら
あたしよりも先に電話を切った。




「…クソッ…!


やっぱり崎沢だった…」



怒りを抑えきれないあたしに



「…崎沢ってことは…」


伊織がさらに慌て始める。








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