黒龍Ⅲ






「白龍総長を選んだあなたを、
 黒龍のみなさんは
 どう思うでしょうかね…。

 今のあなたに
 黒龍を語る資格なんて
 ありませんよ?」



…っ!



「…っ、そんなの…」




崎沢の言葉は、
今のあたしには
どうしようもなく痛くて。


何も言えなくなってしまう。





「…麗さん、

 あなたはもう
 黒龍総長ではないんです」



そう言った崎沢から
笑顔が消え、





その瞬間…




「…っ!?」



耳に激痛が走る。




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