黒龍Ⅲ






鏡に映るのは
前とは違う"あたし"。


そんな自分を見ていたくなくて、
鏡から目を逸らす。



それから、

動きやすい服に着替えると





「…、よし」



もう一度気合いを入れる。







パチン、と
軽く頬を叩いたあたしは


白龍倉庫へと向かった。






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